家庭でできる省エネは? なにから始めたらいいの? SAPPORO 未来デザイントーク 10人のエバンジェストが語る 持続可能なライフスタイルへの転換 インタビュアー 菅井貴子(すがいたかこ)北海道文化放送「みんテレ」出演中気象予報士・環境エコリーダー等

佐々木 将人(ささき まさと)

北海道ガス株式会社
第二営業部エリア開発グループ

ガスを使っていない戸建て住宅に対し、エコジョーズなどの都市ガス機械を導入いただく営業(新規開拓)
4年目(2020年入社の26歳)

都市ガスで実践!省エネライフ

給湯と暖房を1台でまかなうボイラー「エコジョーズ」

COの排出を抑えて、光熱費も安く

北海道ガスでは、メーカーが開発した「エコジョーズ」という給湯暖房用ボイラー(熱源機)の普及に力を入れてきました。その根底には「省エネの文化」を広めていきたいという考え方があります。

エコジョーズは、できるだけCO2の排出を抑えるボイラーとして開発されたものですが、そのために都市ガスを高効率で利用する省エネな仕組みが考えられ、ご家庭の光熱費も抑えられるようになっています。

ポイントは、排気熱の再利用

給湯と暖房を1台でまかなうエコジョーズの特徴は、その仕組みにあります。

都市ガスの給湯器や暖房機などは燃焼機械のため、煙突から外に向かって排気します。従来のボイラーは約200℃の排気熱をそのまま捨ててきました。それに対してエコジョーズは200℃の排気熱を捨てずに、もう一度ボイラーで使うという二次利用を行っています。これにより、最終的に出ていく排気の温度は約50〜80℃と低くなり、CO2の排出量を低減。排気熱の二次利用により省エネとなり、ご家庭の光熱費の削減につなげています。

より効果的に使うには

給湯と暖房の両方をまかなうエコジョーズですが、特に実践していただきたいのが暖房の節約です。具体的な方法としては次の2つがあります。

①ボイラーの設定温度を下げる
 大元のリモコンを使って低めに温度設定することで、省エネ効果が高くなります。

②タイマーを使う
 例えば、ご夫婦共働きでお子さんも学校に行っていて日中は留守になるなど、誰もいない時間が数時間と長い場合は、出かける時に暖房を切って、帰ってくる1時間から2時間くらい前に暖房が入るようにタイマーをセット。スイッチOFFの間は都市ガスを使わないので省エネにでき、なおかつ、帰ってきた時には暖かい状態で過ごすことができます。暖房の立ち上がりが早いという都市ガスの特徴を生かした、こうした使い方で無理なく省エネできます。

灯油や電気からの切り替えもスムーズ

灯油や電気など、最初に決めた熱源は変えられないと思っていらっしゃる方が多いのですが、切り替えは可能です。

特にセントラルヒーティングの場合は、窓下に設置されているパネルヒーターをそのまま活用できるなど変更は至ってスムーズ。FFの灯油ストーブなどを置いている場合もパネルヒーターの新設などで切り替えることができます。

低炭素化をさらに進めるために

都市ガスをより有効に使う自家発電システム

北海道ガスでは一層省エネでCO2削減効果が高いものとして、都市ガスを使った発電システムに力を入れています。

そのひとつがエコジョーズとセットで使う「コレモ」です。暖房スイッチを入れることで発電し、ご自宅の電気をまかないます。発電時に発生する熱も暖房や給湯に利用してエネルギーを無駄なく使うことから、エコジョーズよりさらにCO2を年間1.4トン削減する効果が期待できます。

また、このシステムの場合、発電中に停電しても都市ガスが供給される状態であれば発電を継続し、お湯と暖房も使えます。そのため、死活問題になりかねない冬場の停電の備えとしてご採用いただく方も増えています。

北海道ガスではこのほかに、お湯と電気を同時につくる家庭用燃料電池の「エネファーム」という発電システムも取り扱っています。

「省エネの文化」を広める取り組み

北海道ガスでは、2050年の「カーボンニュートラル」実現に向けた国の動きを前提として、暖房をたくさん使うためにエネルギー消費量やCO2排出量が多くなる北海道の地域事情を踏まえた目標を立て、脱炭素・低炭素化の推進に取り組んでいます。

一般のお客さまに向けては、「省エネの文化」を広めることを2030年までの中期的な目標としています。具体的には、エコジョーズや自家発電システムをより広めていくことと、マイページを活用したお客さまとのコミュニケーションです。「省エネの文化」を広めるには、お客さまに省エネを実践していただき、省エネの効果を実感していただくことが大事と考え、マイページにご登録いただいた方には定期的にメールをお送りし、都市ガスや電気の利用状況、省エネに関するアドバイスをお知らせしています。

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